さくらのクラウド検定:受験記録【v2.0 ベーシック 合格】

TUKUMO工房管理人LumenHeroです。

先日、「さくらのクラウド検定」(2026年試験第3回 5/22~5/23開催)を受験し、無事に合格することができました! 今回は、合格までの学習時間や、どのようなステップで対策したのかを受験体験記として残しておこうと思います。

さくらのクラウド検定ベーシック試験お知らせページ

実はこの回まで(※今後見直すらしいというアナウンスあり)、合格者には5万円のクーポンがもらえるとの情報があり、「これはお得すぎる…!」と興味を持ったのが受験のきっかけでした。

「すでにITの基本知識はあるけれど、さくらのクラウド検定ってどれくらい勉強すればいいの?」と思っている方の参考になれば幸いです。

受験前のスペック(基礎レベル)

まずは、私が勉強を始める前の状態です。

  • バックグラウンド: 電子情報系の学校出身
  • 情報系の保有資格: 応用情報技術者試験(IPA) 合格
  • インフラ経験: 自作サーバーの構築経験あり。Firebase、Cloudflare、AWSなどで簡単なサービスを作ったことがある。
  • ネットワーク知識: OSI参照モデルなどの基本理論は理解しているものの、実務的なクラウドネットワークの裏側(詳細なルーティングやロードバランサーの挙動など)は深く追ったことがない状態。

一言で言うと、「一般的なIT・Webの基本はわかるけれど、商用クラウドのネットワーク構築や『さくらのクラウド』固有の仕様についてはミリしら(全く知らない)」というスタートラインでした。

総学習時間とスケジュール

受験日の2週間前くらいから対策を始めました。毎日ガッツリやったわけではなく、平日のスキマ時間をメインに進めました。

  • 平日: 1日1〜2時間程度(やらない日もあり)
  • 土日: このブログの執筆とかほかの作業を優先していたため、勉強時間はほぼゼロ
  • 試験前日: 模擬試験の結果を受けて、一気に4時間猛スパート
  • 総学習時間: トータルで約10~15時間くらい?(模擬試験が1時間なのでもう少し長いかも?)

合格までのステップと勉強法

1. オンライン教材の「流し見」と「深掘り」

まずは公式のオンライン教材(動画など)を活用しました。知識の有無でメリハリをつけたのが短期間で終えられたポイントです。

  • 基本パート(早送り・流し見) サーバーの基礎や用語など、応用情報や普段の知識でカバーできる部分は資料を流し読みする程度でスキマ時間に消化しました。
  • 実践的なパート(じっくり視聴) ロードバランサーの仕組みやクラウド特有のネットワーク構成など、自分が「ミリしら」だった領域は、概念を理解するためにしっかりと教材を読み込みました。

2. 「さくらのクラウド」固有の仕様の暗記

この試験の最大の壁は、「知っていないと絶対に答えられない固有の仕様」です。

  • 「自動バックアップできるストレージの最大単位は?(答: 1TB)」
  • さくらのクラウドで提供されている固有のサービス名や上限値、仕様

これらは一般知識では太刀打ちできないため、教材やドキュメントをベースに「仕様の数値や名称」を重点的に頭に叩き込みました。

3. 試験1週間前の模擬試験

試験の1週間前に腕試しとして模擬試験を受けてみたところ、結果は6~7割
ネットの合格体験記を見ると「8割以上とって合格した」という声が多く、かつ合格ラインは公開されていないため、この時点では「受かるか受からないか微妙だな」と感じていました。

模擬試験結果から、さくらのクラウドのサービスの仕様に関する問題が課題であることが分かったのでそのあとは、さくらのクラウドのサービスを重点的に学習することにしました。

4. 前日の4時間スパート

前日はまとまった時間を確保。 模試で間違えた「仕様問題」や「ネットワーク関連の理解が甘かった部分」を徹底的に復習し、記憶を詰め込んで本番に挑みました。

振り返りとアドバイス:どこに時間を割くべきか?

もし、すでに基本情報・応用情報レベルの知識がある、あるいは個人開発でVPSやクラウドを触ったことがあるなら、「基礎知識の復習」に時間はほぼ不要です。

合格の鍵は以下の2点に絞られます。

  1. ロードバランサーやスイッチなど、ネットワークコンポーネントの挙動の理解
  2. さくらのクラウド固有のメニュー、ストレージ単位、制限事項などを覚える

一般的な知識で解ける問題を取りこぼさず、固有の仕様問題をどれだけ暗記できるかで勝負が決まります。模試で点数が伸び悩んでも、直前の詰め込みで十分リカバリー可能です。

結果は?

さくらのクラウド検定受験結果

今回の受験結果ですが、重点的に対策した甲斐あって、2.さくらのクラウドのサービスに関するセクションは100%(満点)を獲得できました! その他の分野も、もともとの知識とオンライン教材の活用でそれなりにカバーできた印象です。
一方で、個人的にやや不安があり、ルータやブリッジ、ロードバランサあたりに重きを置いて学習していたネットワーク関連は8割程度の正答率でした。合格圏内(安全圏)には十分達しているものの、こだわりたかった部分だけに、100%に届かなかったのは少し悔しさが残ります。

まとめ

公開されている合格情報を見ると、合格率は65〜70%となっており、一見すると高い水準にあります。

ただし、これは「試験が簡単だから」ではなく、「そもそも受験する人に、ある程度のバックグラウンドや知識がある人がほとんどだから」というのが大きな要因だと感じます。 例えるなら、「医師国家試験は合格率が90%を超えているけれど、一般人がノー対策で受けてもまず受からない」という構図に近いです。そのため、IT知識が完全にゼロの状態から挑戦する場合は、もう少し余裕を持った学習スケジュールを組むことをおすすめします。

2週間、約15時間の対策でしたが、知的好奇心を満たしつつ楽しく学ぶことができました。これまで感覚で触っていたクラウドネットワークの裏側を、体系的に整理できたのは大きな収穫です。

5万円クーポンという美味しいモチベーション(笑)から始めた挑戦でしたが、結果として得られた知識も非常に実用的でした。

これから受験される皆さんも、ぜひ固有の仕様とネットワーク周りを重点的に攻めてみてください。応援しています!

アドバンスド試験

今回私が受験したのは「ベーシック試験」ですが、その上位資格として「アドバンスド試験」というものも用意されているようです。さくらのクラウド検定アドバンスド試験概要

上位資格のアドバンスド試験の概要ページ

調べてみたところ、直近だと2026年6月20日に第1回、10月24日に第2回が開催されるとのこと。

受験資格としては「ベーシック試験の合格推奨」とされていますが、必須ではない(いきなりアドバンスドを受けることも可能)みたいです。

シラバスを見る限りだと、コンテナやCDNなど、実務寄りのより高度な設計・運用の知識が問われるようなので、インフラ構築やクラウドの設計に自信のある方は、こちらに挑戦してみるのも面白いかもしれません。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

では、次の記事で。 lumenHero