Linux(ubuntuなど)を使っていると、ターミナルから設定ファイル(.confファイルなど)を書き換えたいという場面によく遭遇します。linuxに慣れている人なら、いろんな方法が使えると思いますが、初心者にとってはどうやればいいのかわからないとなりがちです。
そこで、今回は、Windowsの「メモ帳」のような感覚で直感的に使えるエディタ「nano」の使い方を、必要最低限の3ステップに絞って解説します。

1. nanoを起動する(ファイルを開く)
まずはエディタを立ち上げましょう。基本のコマンドはこれだけです。
nano ファイル名ターミナルの開き方:「CUIでPCを操作する」Ubuntuターミナルの開き方【Linuxコマンド入門 #1】
【重要】設定ファイルをいじるときは「sudo」をつける
システムの設定ファイル(/etc/の中にあるものなど)を編集する場合、管理者権限がないと保存できません。初心者が一番ハマるポイントなので、「設定変更なら sudo をつける」と覚えておきましょう。
例:
sudo nano /etc/hostname
これで、画面がnanoのエディタ表示に切り替わります。

nanoの起動画面
2. 最低限度の操作(ショートカット)
nanoを起動すると、画面の一番下に ^G Get Help ^X Exit のような文字が並んでいます。 この ^(ハット記号)は「Ctrlキー」のことを指しています。
^X→Ctrlを押しながらXを押す^O→Ctrlを押しながらO(オー)を押す

これさえ知っていれば、画面下のメニューがそのままマニュアルになります。マウスは使えませんが、矢印キー(↑↓←→)で自由にカーソルを動かして文字を入力できるので、操作感はメモ帳とほぼ同じです。
3. 「保存」と「終了」の最短ルート
編集が終わったら、保存して元の画面に戻りましょう。
- 保存する:
Ctrl + O- 画面下に「File Name to Write: …」と出ます。そのまま
Enterキー を押せば確定です。
- 画面下に「File Name to Write: …」と出ます。そのまま
- 終了する:
Ctrl + X- これで元のコマンド入力画面に戻ります。
ちょっと時短
何か書き換えた後にいきなり Ctrl + X を押すと、「Save modified buffer?(保存する?)」と聞かれます。ここで y を押して Enter を叩けば、保存と終了を同時に済ませられます。
4. 【おまけ】一瞬で目的の場所へ行く「ラインジャンプ」
長い設定ファイルを編集しているとき、エラーメッセージで「42行目にミスがあるよ!」と言われることがあります。そんな時に便利なのがこれです。
- ショートカット:
Ctrl + /
これを押すと「Enter line number(行番号を入れて)」と出るので、数字を入れて Enter を押すだけ。一瞬でその行までジャンプできます。
まとめ:これだけ見れば怖くない!
最後に、初心者がこれだけ知っていれば戦える「nanoクイックリファレンス」を置いておきます。
| やりたいこと | 操作 | 補足 |
| 起動(新規作成) | nano ファイル名 | 設定変更なら頭に sudo |
| 保存(書き込み) | Ctrl + O | その後 Enter で確定 |
| 終了 | Ctrl + X | 保存してない場合は確認が出る |
| 行指定ジャンプ | Ctrl + / | エラー修正に超便利 |
これで今日から、Linuxの黒い画面(ターミナル)での設定変更も怖くありません。まずは自分のホームディレクトリで nano test.txt と打って、練習してみてくださいね。
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