【初心者向け】touchコマンド「空ファイルを作る」「タイムスタンプ更新」- コピペで試せるオプション理解 -【Linuxコマンド入門 #5】

前回（#4）は、ディレクトリを作成する mkdir コマンドについて学びました。

【初心者向け】mkdirコマンド「フォルダ作成」- コピペで試せるオプション理解 -【Linuxコマンド入門 #4】

ubuntu (Linux系)ターミナルからフォルダを作る方法について紹介します。mkdirのよく使うオプションを優先的に紹介し、mkdirコマンドを扱えるようになりましょう。

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Linuxコマンド入門

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今回は、ディレクトリの中に「ファイル」（モノ）を置くための、最も簡単なコマンド touch を紹介します。

1. touch コマンドとは？

touch は、文字通りファイルに「触れる（touch）」コマンドです。 このコマンドには、実行する状況によって2つの異なる役割があります。

2. touch の基本的な使い方

2-1 空ファイルを作る

touch の最も一般的な使い方は、中身が空（0バイト）のファイルを新しく作成することです。 「とりあえず、ファイルが欲しい」という場面で使います。

touch [作成したいファイル名.拡張子]

実行後 ls -lなどで確認すると ファイルサイズが 0 であることが確認できます。touch は中身を書き込まず、ファイルという「存在」だけを作成します。

touch hoge.txt

ls -lt
# -rw--r--r- 1 tukumo tukumo 0 2025-12-31-23:59 hoge.txt

cd復習: ls -l 左から順に「1. 権限(パーミッション)」「2. リンク数」「3. 所有者」「4. グループ」「5. サイズ」「6. 最終更新日時」「7. 名前」が並んでいます。

2.1+α 複数ファイルを一括生成

スペース区切りで一括生成もできます。

# スペースで区切ることで、一度に複数のファイルを作成できます 
touch memo1.txt memo2.txt memo3.txt

とりあえず空ファイルを用意しておくことで、後から編集するだけで済み管理が楽になります。

2-2. タイムスタンプを更新する

touch のもう一つの重要な役割が、もしすでにファイルが存在する場合、そのファイルの中身は一切変えずに「タイムスタンプ」だけを現在時刻に更新することです。

タイムスタンプとは、そのファイルが「いつ更新されたか」という日時の記録です。

touch [タイムスタンプ更新したいファイル名.拡張子]

第5回のまとめ

次回予告

お疲れ様でした！ 今回は touchコマンドについて紹介しました。次回はファイルやフォルダを削除するrmやrmdirについて安全に使う方法(オプション)について紹介します。

【初心者向け】rmとrmdirコマンド「削除」- コピペで試せるオプション理解 -【Linuxコマンド入門 #6】

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