【uptime】linuxで起動時間と負荷を確認する方法。【Linuxコマンド入門 Part3-3】

「このサーバー、いつから再起動していないんだっけ?」 「ログの時間がずれている気がする…」

システム管理をしていると、「時間」に関する情報が非常に重要になります。また、第1回で紹介した top コマンドよりもっと手軽に「今のPCの忙しさ(負荷)」だけを知りたい場合もあります。

今回は、サクッと現状確認ができる uptime と、基本中の基本である date コマンドを紹介します。

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uptime コマンド:稼働時間と負荷を知る

基本構文

使い方は、以下のようにターミナルに打ち込むだけです。

uptime

実行結果の見方

たった1行ですが、重要な情報が詰まっています。

14:20:30 up 100 days, 5:30,  2 users,  load average: 0.15, 0.08, 0.01

左から順に、以下の意味があります。

  1. 現在時刻: 14:20:30
  2. 稼働時間: up 100 days, 5:30 (100日と5時間30分、一度も電源を切らずに動いています)
  3. ユーザー数: 2 users (現在2人がログイン中)
  4. ロードアベレージ: load average: 0.15, 0.08, 0.01

ロードアベレージとは?

システムの「混雑具合」を示す数値です。 左から「1分間、5分間、15分間」の平均負荷です。

  • 1.0以下: スムーズ(コア数による)
  • 数値が高い: 処理待ちが発生している(重い)

uptimeおすすめオプション

uptimeで便利で有用なオプションを紹介します。

1. -p (--pretty):稼働時間だけを「読みやすく」表示

 デフォルトの uptime は情報量(現在時刻、稼働時間、ユーザー数、ロードアベレージ)が多いですが、このオプションを使うと「どれくらい起動しているか」という情報だけに絞って、人間が読みやすい形式で表示してくれます。

実行例

uptime -p

出力例

up 1 week, 2 days, 4 hours, 15 minutes

使い道

 スクリプトや監視通知に最適: 余計な情報(ロードアベレージなど)を省けるため、Slack通知やブログのサイドバーに「サーバー稼働時間」を表示させたい時などに、テキスト処理(sedawk)なしでそのまま使えます。

2. -s (--since):システムの「起動日時」を表示

「どれくらい動いているか(期間)」ではなく、「いつ起動したか(時点)」を表示します。

実行例

uptime -s

出力例

2025-10-01 08:30:15

使い道

「昨晩サーバーが勝手に再起動したかもしれない」という疑いがある時、計算することなく一発で起動時刻を特定できます。ログファイルの日時と照らし合わせる際に非常に便利です。

uptimeの情報のソースはどこ?

uptime コマンドが表示している情報は、カーネルが管理している仮想ファイルシステム /proc から取得されています。

uptime をオプションなしで実行した時に末尾に出る load average: 0.00, 0.01, 0.05 という数字です。

稼働時間:/proc/uptime

ここには「起動してからの秒数」が記録されています。uptime コマンドはこれを「○ days, ○ hours」に変換して表示しています。

ロードアベレージ:/proc/loadavg

よって、以下の様に直接catで見ても形式は違いますがシステムの状態を確認できます。

# 実際のソースを確認するコマンド
cat /proc/uptime
cat /proc/loadavg

# 出力結果例
30300.54 242311.96 # 稼働時間 暇だった時間(全コア合計)
0.05 0.03 0.01 1/199 5984 
#ロードアベレージ3つ プロセス実行状態(実行中/スレッド総数) 直近のPID

date コマンド:正しい日時を知る

uptimeコマンドで確認できる実行時間と関連して、基礎的なものですが紹介します。

「時計を見るだけでしょ?」と侮ってはいけません。サーバー等の環境では、日本時間(JST)ではなく世界標準時(UTC)になっていることがよくあります。

基本的な使い方

date

実行結果

“曜日 月 日 時刻 何時間か 年”の順で出力されます。

Fri Dec 5 07:48:08 JST 2025

なぜ確認が必要なの?

システムトラブルの際、「ログ(記録)」 を見て原因を探しますが、サーバーの時計がズレていると、「いつエラーが起きたのか」が分からなくなってしまいます。

  • JST (Japan Standard Time): 日本時間
  • UTC (Coordinated Universal Time): 世界協定時(日本より9時間遅い)

末尾の JSTUTC を必ず確認しましょう。「深夜にエラーが出たと思ったら、実は昼間の出来事だった(時差の計算間違い)」というのは、あるあるです。

まとめ

  • uptime: 「いつから動いているか(再起動してないか)」と「今の負荷」を1秒で確認する。
  • uptime -p「どれくらい起動しているか」を確認する。
  • uptime -s: 「いつ起動したか(時点)」を確認する。
  • date  :マシン時刻確認(UTCかJST (UTC+9)なのか確認)

今回で紹介したuptimeと過去2回のtop,freeでlinuxのシステムの状態確認はマスターできると思います。次回は、もっと詳細に、プロセスごとのチェックする方法(psコマンド)について紹介します。

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ここまで読んでいただきありがとうございます。

では、次の記事で。 lumenHero