【shutdown/reboot/exit】Linuxで安全に電源を切る・再起動・ログアウトする方法【Linuxコマンド入門 Part3-9】

Linuxサーバーやワークステーションを使っていると、GUI(デスクトップ画面)がない環境で作業することも珍しくありません。

そんな時、「どうやって電源を切ればいいの? 本体ボタン長押し?」と迷ってはいけません。いきなり電源を切ると、ファイルシステムが破損したり、書き込み中のデータが消えたりするリスクがあります。

今回は、Linuxマシンを安全に停止・再起動・ログアウトするための3つの基本コマンドを紹介します。

前回記事

前回は、OSやカーネルのバージョンなどのシステム情報を確認する uname コマンドについて解説しました。

unameコマンドの使い方紹介、Linux Ubuntu初学者向けに、よく使うオプションを優先的に紹介しています。

【uname】OSのバージョンが知りたい。Ubuntuのバージョンを確認する方法【Linuxコマンド入門 Part3-8】

Linuxカーネルやハードウェアの情報を確認したい時の確認の仕方。Ubuntuのバージョン確認など、よく使うものを優先的に紹介していきます。

linuxの電源を安全に切る方法。shutdown,reboot,exitコマンドの使い方紹介、Linux Ubuntu初学者向けに、よく使うオプションを優先的に紹介しています。

shutdown コマンド(電源オフ / 再起動)

最も基本かつ、安全にシステムを停止させるコマンドです。 管理者にメッセージを送ったり、実行中のプロセスに終了シグナルを送ったりしてから、穏便にシステムを停止します。

guiがある環境でもguiが固まった時などの緊急時対応で覚えておきたいコマンドです。

基本構文

shutdown [オプション] [時間] [メッセージ]

時間指定のバリエーション

now 以外にも、以下のような指定が可能です。

  • now または 0
    • 今すぐ実行します。
  • +10 (+分)
    • 「10分後」に実行します。ユーザーに心の準備をさせる時に便利です。
  • 20:00 (HH:MM)
    • 「24時間表記の時刻」で指定します。夜中にサーバーを落としたい時などに使います。

shutdown:よく使う実行例

Linuxユーザーが手癖のように覚えているのが、以下のコマンドです。管理者権限(sudo)が必要です。

1. すぐに電源を切る(Poweroff)

sudo shutdown -h now
  • -h: ハルト(停止)を意味します。
  • now: 「今すぐ」実行します。これを付けないと、ディストリビューションによっては「1分後」にスケジュールされることがあります。

2. すぐに再起動する(Reboot)

sudo shutdown -r now
  • -r: リブート(再起動)を意味します。

3. 指定した時間に電源を切る

# 10分後に停止
sudo shutdown -h +10

これを使うと、ログインしている他のユーザーに「System is going down in 10 minutes!」といった通知が飛びます。デスクトップPCではあまりメリットがありませんが、サーバの場合に役立ちます。

sudoの意味や使うときの注意点について詳しく知りたい方はこちら

chmodコマンドの使い方紹介、また、最高権限sudoについて紹介します。Linux Ubuntu初学者向けに、よく使うオプションを優先的に紹介。

【初心者向け】sudoとchmodコマンド「権限変更」- コピペで試せるオプション理解 -【Linuxコマンド入門 #15】

ファイルの権限を変更するには?chmodのオプション、引数についてよく使うものから湯煎的に紹介します。

reboot コマンド(手軽に再起動)

再起動したいだけなら、shutdown -r now は少しタイプ数が多くて面倒ですよね。 そんな時は reboot コマンドが便利です。

基本構文

sudo reboot

内部的には shutdown -r now とほぼ同じ挙動をしてくれます(最近のsystemdを採用しているLinuxの場合)。 「設定ファイルを書き換えたから反映させたい」「アップデートしたから再起動したい」という時は、迷わずこれでOKです。

shutdown -rとrebootコマンド、どっちを使えばいいの?

「再起動する時、どっちのコマンドを使えばいいの?」と迷うことがあるかもしれません。 結論から言うと、Ubuntuなどの現代のLinux環境では、どちらを使っても安全性は同じです。

昔のUNIXシステムでは、reboot コマンドはいきなりプロセスを強制終了させる「乱暴なコマンド」だった時代もありました。しかし、現在主流のLinux(systemdを採用しているOS)では、reboot コマンドを実行しても、内部的には shutdown コマンドと同じ安全な停止プロセスが呼び出されます。

では、何が違うのか?

最大の大きな違いは、「猶予(ゆうよ)」と「優しさ」です。

  • shutdown の強み:
    • スケジュールができる: 「10分後に再起動」(+10) ができます。
    • メッセージを送れる: ログインしている他のユーザーに「メンテするから保存してね」と通知できます。
    • サーバー管理者向け: 複数人が使っている共用サーバーでは、マナーとしてこちらを使います。
  • reboot の強み:
    • 速い: オプションなしで即座に再起動プロセスに入ります。
    • 個人開発者向け: 自分しか使っていないマシンなら、タイピングが短いこちらで十分です。

結論: 自分一人の環境なら、短い sudo reboot でOK。 会社のサーバーなど、他の人が使っている可能性があるなら sudo shutdown -r +5 などで予告する。 このように使い分けるとスマートです。

exit コマンド(ログアウト)

これは「マシンの電源を切る」のではなく、「現在の作業(セッション)を終了する」コマンドです。 SSHでサーバーに接続している場合や、ターミナルウィンドウを閉じたい場合に使います。

基本構文

exit

使いどころ

  • SSH接続の切断: リモートサーバーでの作業が終わったら、サーバーの電源は切らずに exit で接続だけを切ります。
  • ユーザー切り替えの終了: su コマンドなどで別のユーザーになっていた場合、元のユーザーに戻るために使います。
【豆知識】ショートカットキー Ctrl + D

実は exit と打たなくても、キーボードの Ctrl キーを押しながら d を押すと、同じようにログアウトできます。慣れるとこちらの方が圧倒的に早いです。

まとめ

コマンドオプション例動作必要な権限
shutdown-h now今すぐ電源を切る(完全停止)sudo
-r now今すぐ再起動するsudo
reboot(なし)今すぐ再起動する(手軽)sudo
exit(なし)ログアウトする(電源は切れない)不要

これでマシンの状態確認から、プロセスの管理、そして電源の切り方まで、システム管理の基本が一通り終わりました。

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ここまで読んでいただきありがとうございます。

では、次の記事で。 lumenHero